前回の続き。
マニラ空港でたかりに遭遇
予定より1時間20分遅れでフィリピン航空がマニラに着陸しましたが、乗り継ぎの成田行きは出発まであと30分。一縷の望みを託してターミナル移動をします。
フィリピン航空は基本的に国内線も国際線もターミナル2を使いますが、一部地方路線はターミナル3を使います。
ドゥマゲッティからの便はターミナル3なので、ターミナル間移動にはバスを使います。
Terminal Transfer、と書いてある看板の通りに進んでいきましょう。途中ここから先はバックヤードで関係者以外立ち入り禁止では?と思うようなところもありますが、兎に角進んでいくとフィリピン航空のバス乗り継ぎのカウンターが見えてきます。
そこで乗り継ぎの搭乗券を見せると。
「Narita!?」
急いでトランシーバーで連絡を取って出発しようとしていたシャトルバスに乗れと。(乗る前に荷物検査があります)
取り敢えずホッとしていたら乗る前に空港職員が「チップ、チップ」と。
マニラ空港のお家芸のたかりがあった。忘れてた。
時間を使いたくなかったのでポケットの中に数枚忍ばせていた1ドル札を渡してバイバイ。ターミナル3からターミナル2まで移動します。
シャトルバスの所要時間はは30分弱。空港内を走行するのですが、どう見ても1420には間に合わない。でもバスに乗るのが最速だし、乗ったらどうしようもないし。とりあえず行けるところまで行く。
そして第二ターミナルの国際線出発ロビーに到着。
一目散に入口の方へ行くと向こうからも二人のガードマンが。
「Narita?Narita?」
と言ってくる。
奴らは善意で聞いていないです。
日本人か確認してたかれるかどうかを判断しているだけです。
まあ、このガードマンについていけばサクサク入れるし、成田行きに間に合うワンチャンがあるかもしれないと言う事でついていく。
すると出国審査の手前で日本語でコソコソとこう言ってくる。
「チップ、チップ、1000ペソ」
出国審査の方へ走りながらチップを渡す。奴らは立ち止まって折りたたまれた紙幣を確認する。
それぞれ1ドル。(50ペソくらい)
本来は渡す必要もないけど、チェックはほぼスルーだったからね。
「これだけかよ!?」みたいな事を何か言っていたけど出国審査場まで入ってしまえば関係ない。
だれが1000ペソも渡すか!
バーカ!!
(1000ペソは2100円くらい)
間に合った!!
出国審査場はガラガラで続けてある荷物検査も問題なく終わり、成田行きのゲートを探すが・・・成田行きが見当たらない。
当然のごとくドゥマゲッティで発券されているチケット記載のゲートは変更されていて、よくわからない。
時間は1430。定刻なら10分前に出発しているけども・・・
しかしそこはマニラ空港。くっちゃべっている空港職員も多いので捕まえて聞いてみると。
まだ出発していない!
しかも搭乗開始が1440に遅れている!
ならばと。
腐ってもフィリピン航空のステータス会員。ラウンジがあるじゃないか!(しかも成田行き搭乗口の近傍だった)
一服しよう。そういえば朝食べたきり食べも飲みもしていなかった。
フィリピン航空ラウンジ@マニラ空港T2
フィリピン航空のラウンジ(マブハイラウンジ)はそれほど大きくありませんがとても空いていました。ドリンクはセルフで冷蔵庫から取り出す形です。
軽食や飲茶があります
温かい麺は二種類から選べます。作ってくれます。
意地でも優先搭乗を味わいたいので1440定刻に列をパスして搭乗、今までで一番ヒヤヒヤしたマニラ空港の乗り継ぎでした。
搭乗
どうせ遅れているので機内食も食べてみようと言う事で。
炭水化物に炭水化物を合わせていくスタイル。
機内食のあとは有料の機内wifiで時間を潰し、10分遅れで成田空港に到着したのでした。
セブ旅行の心構え
- 現地SIMカードの設定方法は旅行前に調べておく。
- 機内食以外の食事のタイミングを考えておく。
- ペットボトルの水の確保。
- フィリピン航空は遅れるものと思え。
- マニラ空港の乗り継ぎは5時間は見ろ。
- マニラでもセブでも空港職員からたかられると思え。なので日本人と判別できないように常にサングラスを。
- 空港職員への撒き餌用チップを用意しておくと色々便利。使わなければそれはそれでよい。
- ダイビングは最高!次はもっといい計画を立てよう!
そんな感じで。